結論:v2.1.260以降のfullscreenで/diffを開き、Gitレビューへつなぐ
Claude Code v2.1.260で、fullscreen表示の会話の横に未commit変更を表示する差分パネルが追加されました。会話中に/diffを実行すると、変更ファイル、追加・削除行数、各ファイルのdiffを確認できます。
これはcommitやテストを代行する機能ではありません。作業途中の見落としを早く見つけるための観察面と位置づけ、最後はGitの差分、テスト、秘密情報、対象範囲を別の承認手順で確認します。
一次情報はClaude Code公式changelogのv2.1.260、および公式interactive modeの「Review changes with /diff」です。新機能の有無だけでなく、端末幅、fullscreen、Gitリポジトリ、Claude Codeのversion条件を公開直前にreadbackしました。古いversionで同じ表示を期待しないことが先に必要です。
差分パネルと従来の確認方法を比較する
| 確認面 | 向く場面 | 限界と次の判断 |
|---|---|---|
/diff差分パネル | Claudeが編集を続ける途中の発見 | 未commit範囲を見て、危険なら作業を止める |
| 差分ビューアー | fullscreenや端末幅の条件を満たせない時 | 表示理由を確認し、同じ画面に固執しない |
git diff | commit前の最終レビュー | 対象branch、staged、untrackedを分ける |
| テスト・実行結果 | 動作と回帰の確認 | 差分が小さくても成功結果を記録する |
パネルは「Claudeが加えた変更」だけを自動で区別するのではなく、作業ツリーにある未commit変更を表示します。開始前から存在した変更があれば、Claudeの作業と混ざる可能性があります。作業前のstatusを保存し、開始後の差分と照合することが、パネルを正しく使う前提です。
また、表示が横に開くこと自体が承認ではありません。別branchでcommitした変更、別の端末から加えた変更、生成物の内容、未追跡ファイルの扱いは、チームのGit運用で定義します。差分パネルは判断を速くする道具であって、変更の所有者やレビュー責任を決める道具ではありません。
導入手順:小さな変更から7ステップで確認する
claude --versionでv2.1.260以降か確認し、versionと確認時刻を記録します。- 対象がGitリポジトリ内にあることを確認し、作業前のbranchと
git statusの結果を保存します。 - Fullscreen renderingを有効にし、端末幅が110列以上あるかを確認します。
- 変更範囲を一つの小さなtaskへ限定し、対象directoryと触れてはいけないファイルをClaudeへ伝えます。
- Claudeが編集を始めたら
/diffを実行し、変更ファイルと追加・削除行数を読みます。 - 不自然なファイル、対象外の変更、秘密情報らしい文字列を見つけたら、作業を止めて原因と時刻を記録します。
- 作業後にGit diff、テスト、生成物、untrackedファイルを人間が確認し、承認後にcommitします。
端末幅が144列以上ある場合は、編集開始後にパネルが自動で開くことがあります。自動表示を前提にせず、初回は自分で/diffを実行し、開いた状態と閉じた状態を確認してください。パネルを閉じると、そのsessionと後続sessionで閉じた状態が維持されるため、再び必要になった時は/diffを実行します。
branch切替や外部commitがある運用では、表示が更新されるタイミングにも注意します。Claude Code公式ドキュメントはパネルがClaudeの編集やshell commandに応じて更新されると説明していますが、別の担当者が同じ作業ツリーへ変更を入れる運用はレビュー境界を壊します。共有directoryを避け、担当者とsessionを固定してください。
レビュー時は行数の多さだけで危険度を判断しません。設定ファイル一行、権限ルール一つ、依存関係の変更一つでも影響が大きい場合があります。ファイルごとに「目的」「変更理由」「確認方法」「戻し方」を残し、パネルで気づいた内容を最終diffのメモへ移します。
企業運用の判断:発見・承認・復旧の面を分ける
チームで採用するなら、差分パネルを開く条件と閉じる条件を決めます。例えば、調査・テスト段階は常時表示、production設定や認証経路に触れる前は作業停止、承認後だけ変更を広げるという段階設計です。画面を見ている人とcommitを承認する人が同じとは限らないため、役割を台帳へ書きます。
未commit変更には、開始前からあった差分、Claudeが作った差分、手動で直した差分が混在します。作業開始時のstatusを「baseline」として残し、終了時にbaselineとの差分を比較します。対象外の差分があれば、勝手に削除せず所有者へ返し、rollback可能な単位で整理してください。
既存のcheckpointingの使い分けは会話と変更の復旧、権限設定は実行可否、Code Reviewの使い分けはmerge前の評価を扱います。/diffはそれらを置き換えず、作業中の早期発見を担当させると重複しません。
チェックリスト:差分を採用する前に
versionが確認済みか/Git repositoryとbranchが正しいか/作業前baselineを残したか/fullscreenと端末幅の条件を満たすか//diffの表示を実際に確認したか/Claude以外の変更を区別したか/対象外・秘密情報・権限変更を確認したか/テスト結果を保存したか/commitと承認者を記録したか/戻し方が説明できるか、を確認します。
パネルが開かなかった場合は、terminal幅、fullscreen、Git、versionの順に確認します。差分ビューアーが開けば表示経路の違いとして記録し、表示がないことを成功と解釈しません。必要なら作業をread-only調査へ戻し、差分を別のレビュー経路で確認します。
よくある質問
/diffはどのファイルを表示しますか?
公式説明では作業ツリーの変更ファイルと追加・削除行数、各ファイルのdiffを表示します。開始前からある未commit変更も含まれ得るため、baselineを先に記録します。
横のパネルが開かない時は失敗ですか?
fullscreen、Gitリポジトリ、110列以上の端末幅、v2.1.260以降が条件です。条件外では差分ビューアーへ切り替わるか理由が示されるため、条件を確認して別の確認面を使います。
パネルを見ればGit diffは不要ですか?
不要にはなりません。パネルは作業中の発見、Git diffはcommit前の範囲確認、テストは動作確認という役割分担にします。
公式情報と無料診断
/diffの追加はClaude Code公式changelog、条件と操作は公式interactive modeで公開直前に確認します。Miraigentの無料診断では、Claude Codeの作業範囲、差分確認、権限、承認、復旧条件を業務フローへ整理できます。
