結論:直前の会話はcontinueで再開する
Claude Codeで直前の会話を続けるなら、同じ作業フォルダーでclaude --continueを実行します。別の会話を選ぶならclaude --resume、起動中なら/resumeを使います。再開できるのは保存された会話です。会話が開いても、ファイルやブランチが当時の状態へ戻るわけではありません。
昨日の実装を続けたいのに新しい会話を始め、同じ説明を繰り返していませんか。まず作業場所と会話を特定すれば、前回の判断を読み直して続けられます。ただし、前回の会話に書かれた「次にすること」は、現在のファイルを確認してから実行してください。
対象は端末に保存された通常の会話です。クラウド上の作業を端末へ移す操作や、実行中のバックグラウンド作業への接続とは分けて考えます。公式のManage sessionsとCLI referenceを2026年11月1日に確認した内容を基に、再開方法と確認順を整理します。
continue・resume・分岐の使い分け
| 目的 | 操作 | 確認すること |
|---|---|---|
| 今のフォルダーの直前の会話 | claude --continue | 別の作業を挟んでいないか |
| 候補から会話を選ぶ | claude --resume | 会話名、日時、内容が目的と合うか |
| 名前の付いた会話へ戻る | claude --resume auth-refactor | 名前は例。自分が付けた名前に置き換える |
| 今の会話とは別案を試す | 再開時に--fork-sessionを付ける | 会話だけが分岐し、ファイルは隔離されない |
--continueは現在のフォルダーの直近の会話を選びます。対象がなければ「No conversation found to continue」と表示して終了します。履歴を選べないことを認証障害と決めつけず、フォルダーと保存の条件を調べます。複数の用件を同じ場所で進めた日は、候補を選べる--resumeが適しています。
会話を特定できている場合はIDでも再開できます。名前が重複しているときは候補選択になるため、名前だけで同じ作業と判断しないでください。選択画面に表示されるbg付きの会話はバックグラウンド作業です。通常の中断済み会話と取り違えず、動いている処理へ同じ依頼を重ねないようにします。
作業を続ける8手順
- 端末で対象プロジェクトのフォルダーへ移動し、
pwdで作業場所を確認します。別の複製やworktreeではないかも確認してください。 - Gitを使っている場合は
git status --shortとgit branch --show-currentで変更とブランチを確認します。履歴を開くために変更を消す必要はありません。 - 直前の作業なら
claude --continue、複数候補から選ぶならclaude --resumeを実行します。起動中は/resumeを開きます。 - 会話の目的、最後に確認できた結果、未完の操作を読みます。似た会話を選んだ場合は、変更を依頼する前に正しい会話へ戻ってください。
- 「前回の完了・未完と次の一手を整理し、まだ編集や実行はしない」と依頼します。会話の説明と現物の状態を分けて確認できます。
- 関係するファイルとGit差分を読み、前回以降に自分や他の人が加えた変更を確認します。古い判断を現在の差分へそのまま適用しません。
- 次に行う操作を一つに絞り、対象、期待する結果、テストを指定します。権限確認が出た場合は、その操作の必要性を読んで判断します。
- 実行後に差分とテスト結果を確認し、会話へ短い名前を付けます。次回使うフォルダー、会話名、残作業を作業記録にも残します。
再開直後に「全部続けて」と頼むと、途中の公開やデータ変更まで含むかが曖昧になります。たとえば「入力チェックの修正だけを続け、関連テストまで。本番公開はしない」のように、今回の作業範囲を明記してください。前回の許可を会話から読み取れることと、今回その操作を実行してよいことは別です。
履歴が見つからないときの確認順
まず現在のフォルダーを確認します。会話はプロジェクト単位で保存され、選択画面の表示範囲も作業場所に関係します。同じリポジトリでもworktreeが違う場合があります。選択画面で表示対象を広げ、会話名や内容から探してください。別プロジェクトの会話を選ぶ場合は、移動先の案内も読んでから進めます。
次に、会話を始めた端末と保存先を確認します。通常の履歴はローカル保存のため、別の端末へログインしただけで同じ履歴が揃うとは限りません。CLAUDE_CONFIG_DIRを使い分けている環境では、同じ利用者でも保存先が違います。履歴がないことを理由に、認証情報や設定フォルダー全体を削除しないでください。
保存を無効にした実行や保持期間も確認します。--no-session-persistenceは非対話実行の会話を保存しない指定です。公式資料では履歴の保持期間にcleanupPeriodDaysが関係します。消えた会話を再開コマンドで復元できるとは限らないため、手元の作業記録とファイルから新しい会話へ必要な情報を渡します。
また、通常の--continueは、非対話実行やAgent SDKで作った会話などを選ばない条件があります。自動処理の履歴を探しているなら、通常会話が見つからない問題と分けます。障害調査の記録を読む必要がある場合はClaude Codeのログ確認を参照してください。
再開で戻るものと戻らないもの
再開では保存されたメッセージ、ツール呼び出し、結果を引き継ぎます。以前に会話を圧縮していた場合は、その要約と圧縮後に残った内容から続きます。過去の全発言を毎回読み直す動作ではないため、重要な仕様や採用理由はリポジトリ側の資料にも残してください。
一方、Gitのブランチ、未コミットの変更、外部サービスの状態は会話履歴とは別です。ファイルを前の状態へ戻したい場合は、checkpointingによる巻き戻しの対象と除外を確認します。再開と巻き戻しを取り違えて、現在の変更を捨てないようにしてください。
別案を試すときの--fork-sessionは、新しい会話IDを作るための指定です。同じ作業フォルダーを使う限り、二つの会話は同じファイルを変更できます。並行作業で変更を隔離したい場合は、会話の分岐だけで済ませず、ブランチやworktreeも分けてください。同じ会話を二つの端末から再開すると、履歴が混在する点にも注意が必要です。
再開前のチェックリスト
- 対象フォルダーとブランチが合っている
- 会話名と前回の目的が合っている
- 現在の変更を読み、他の人の作業を残している
- 実行中の別処理へ同じ依頼を重ねていない
- 次に許可する操作とテストを一つに絞った
- 公開や外部送信の許可を別に確認した
再開した会話で表示や権限が想定と違うときは、settings.jsonの適用範囲も確認します。履歴に書かれた設定だけでなく、現在読み込まれている設定元と実際の確認画面を見て判断してください。
よくある質問
Claude Codeは終了しても続きから再開できますか?
保存された会話が残っていれば再開できます。同じフォルダーの直近の会話はclaude --continue、会話を選ぶ場合はclaude --resumeを使います。
resumeでファイルも前の状態に戻りますか?
戻りません。再開は会話履歴を開く操作です。ファイルの変更やブランチは別に確認してください。
会話へ名前を付けるには?
起動中に/rename auth-refactorのように指定します。例の名前は用途に合わせて変えてください。次回はclaude --resumeに付けた名前を渡せます。
公式資料と業務への導入
公式Common workflowsは通常の再開手順、Manage sessionsは会話の保存・選択・分岐、CLI referenceは各引数の条件を説明しています。端末のバージョンで使える操作が異なる場合は、現在のヘルプと公式資料を照らしてください。
Miraigentの無料診断では外注業務へAIを導入する候補と、利用料・保守費・社内確認費を含めた実質削減額を整理します。開発作業を任せる場合も、再開方法だけでなく、作業範囲と確認担当を決めるところから始めます。
