結論
Claude Codeを削除するときは、まず導入元に合った方法で本体を外し、設定とプロジェクトのローカル状態は別に判断します。公式CLIの claude purge は本体をアンインストールするコマンドではありません。指定したプロジェクトの会話記録などを消す操作なので、実行前に --dry-run で対象を確認してください。
どこから導入したかを確かめ、設定や履歴を残すか決めてから削除する手順です。Anthropicの公式セットアップとCLIリファレンスを2026年11月7日に確認しています。
本体・設定・プロジェクト状態の違い
アンインストールを考えるときは、次の3つを分けてください。
- 本体:端末から起動するClaude Codeの実行プログラム。native install、Homebrew、WinGet、Linuxのパッケージ管理など、導入経路によって管理元が異なります。
- 設定:ユーザーやプロジェクトで使う設定。アプリ本体を外すことと、設定を消すことは同じ操作だと決めつけず、再利用や組織の保管方針を確かめます。
- プロジェクトのローカル状態:公式CLIリファレンスの claude purge [path] が対象にする、プロジェクトのtranscripts、task lists、debug logs、file-edit history、prompt history lines、~/.claude.json 内のプロジェクト項目です。
つまり、コマンドが起動しなくなったことだけでは、プロジェクトの履歴まで消えたとは確認できません。反対に、履歴を消したいだけなら、本体をアンインストールする必要があるとも限りません。作業の目的を「本体を外す」「設定を整理する」「プロジェクト状態を消す」のどれかに分けてから進めると、不要な削除を避けられます。
導入元と保存データの確認
最初に、どの実行ファイルと導入経路を使っているかを確認します。macOSやLinuxでは command -v claude、PowerShellでは Get-Command claude、Windowsのコマンドプロンプトでは where claude を使うと、呼び出される実行ファイルを確認できます。この確認だけで導入元を断定せず、インストール記録やパッケージ管理ツールの登録内容も照合してください。
削除前には次の順で記録を確認してください。
- 使っている端末、シェル、プロジェクトの場所を控えます。
- 実行ファイルの場所と、Homebrew・WinGet・native install・Linuxパッケージ管理のどれで導入したかを照合します。
- 残す必要がある設定、組織のログ保持要件、監査記録の保存先を確認します。
- プロジェクトのローカル状態も消す場合は、対象プロジェクトを一つずつ特定します。
- 再インストールが目的なら、認証やPATHの問題だけで解決できないかを先に調べます。
設定ファイルやログを共有・保管する場合は、APIキーやアクセストークンなどの秘密情報を含めないでください。必要な記録が見つからない場合は、そのまま削除を進めず、端末のバックアップや社内の保管ルールを先に確認します。
導入経路別のアンインストール手順
Anthropicの公式セットアップページは、native install、Homebrew、WinGet、apt・dnf・apkなどの導入経路を案内し、アンインストールも同じページで扱っています。何でインストールしたかを確認し、同じ管理元の削除手順を使ってください。
- native install(macOS・Linux・WSL):公式例は
rm -f ~/.local/bin/claudeとrm -rf ~/.local/share/claudeです。対象が本体とバージョンファイルだと確認してから、各コマンドをターミナルで実行します。Windowsでは公式ページのPowerShell手順を使います。 - Homebrew:stableは
brew uninstall --cask claude-code、latestはbrew uninstall --cask claude-code@latestです。実際に入れたcaskに対応するコマンドだけをターミナルで実行します。 - WinGet:PowerShellで
winget uninstall Anthropic.ClaudeCodeを使います。候補が複数出たときは、正しいパッケージか確認してから選びます。 - apt・dnf・apk:インストール記録でパッケージ名を確かめ、同じパッケージ管理ツールの削除手順を使います。パッケージ名が分からない状態で、似た名前を推測して削除しないでください。
npmで導入した旧環境では、ターミナルで npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code を使います。別の導入経路には流用しないでください。当サイトのClaude Codeインストール記事では導入とPATHの確認方法を整理しています。削除後もClaude Codeが見つかる場合は、別の導入元が残っていないか、複数の実行ファイルがないかを調べます。
claude purgeによるプロジェクト状態の削除
CLIリファレンスの claude purge [path] は、指定したプロジェクトのClaude Codeローカル状態を削除します。対象には会話記録、タスクリスト、デバッグログ、ファイル編集履歴、プロンプト履歴の行、~/.claude.json のプロジェクト項目が含まれます。これは、実行プログラムやすべてのユーザー設定をアンインストールする説明ではありません。
まず、対象プロジェクトを指定してプレビューします。
claude purge ~/work/repo --dry-run
表示された対象と、保存要件やバックアップを照合してください。--dry-run は削除対象の確認用です。削除を行う段階では対話確認を省略する -y / --yes や、全プロジェクトを対象にする --all を安易に付けないでください。公式リファレンスには --interactive もあります。履歴の保管が必要な業務端末では、個人の判断だけで全プロジェクトを削除しないでください。
ログを診断用に読む必要がある場合は、先にClaude Codeのdebugログ確認方法を参照してください。purgeの対象とログ確認の目的を取り違えないようにします。
削除後の残存確認と再インストール
本体を外したあと、新しいターミナルで command -v claude、Get-Command claude、where claude のうち利用環境に合うものを実行します。結果が残るときは、先に導入元を調べます。表示されなくなっても、プロジェクト状態や設定が消えた証拠とは限りません。状態の削除は必要性と対象を確かめてから別に実施します。
~/.claude/ にはVS Code拡張・JetBrainsプラグイン・Desktopアプリも書き込みます。設定を消しても、これらが残っていれば次回の実行時にディレクトリが再作成されます。設定や履歴を残すか決めずに、一括削除しないでください。
再インストールが目的なら、アンインストール前に解決したい症状を整理してください。ログインの問題ならAPIキー設定と認証方法の記事を確認し、debugログの保存や共有方法はログ記事を参照できます。再導入後にコマンドが見つからない場合は、インストール記事のPATH確認へ戻ります。
よくある質問
claude purgeを実行すればClaude Code本体も削除されますか?
いいえ。公式CLIリファレンスが説明する claude purge は、指定したプロジェクトに紐づくローカル状態を削除するコマンドです。本体を外す場合は、native installやHomebrewなど実際の導入経路に対応する手順を使います。
本体を削除したあとも会話記録は残りますか?
本体の削除だけで、ローカル状態も削除されたとは判断できません。CLIリファレンスはプロジェクト状態の削除を別コマンドとして説明しています。記録を残すか消すかは対象と保管要件を確認してから決めてください。
--allを付けて一度に削除してよいですか?
--all はすべてのプロジェクトを対象にするフラグです。全件削除が必要だと確認できていない場合は使わず、個別プロジェクトを指定したdry-runから始めてください。
企業端末のClaude Codeを削除するとき、何を先に相談すべきですか?
会話記録やデバッグログの保持期間、設定の保管先、認証情報の扱いを社内ルールで確認します。業務のAI化や委託費の見直しも同時に検討する場合は、Miraigentの無料診断で対象範囲をご確認ください。診断ページはClaude Codeのアンインストール手順を提供するものではありません。
本稿の操作例と削除対象は、2026年11月7日に確認した公式情報に基づきます。端末の導入経路と保存要件が分からない場合は、対象を確定するまで削除を進めないでください。
